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Fivetone
アルバムの基本コンセプトはギターロック。サウンドは少しオールドな仕上がり。
ロックアルバムでありながらも楽曲のタイプが様々なのでトータルカラーとしてはその枠に収まらない作りになってるかなと。
今回の制作は率直に言って今自分達が出来る最大限をやり尽くしました。時間はそこそこかかってしまったけどその結果自信を持ってお届け出来る作品になったと思います。メンバーそれぞれが素直に、ストレートに音と向き合ったある種「等身大のアルバム」です。
アルバムの聴き所は沢山ありますが、まずはメンバーのプレイ、一体感が素晴らしかった。ギターロックと言う点でマンキンは今回のアルバムの要。出会った頃のやんちゃなギター小僧に戻って骨太なカッチョいいサウンドを随所に鳴らしてくるし、バンドの基盤を作る武夫はしっかりと安定したグルーヴで、ここぞ!って時にはウネりまくる。テイク数もメンバーで一番少ない優等生。常に全体のアンサンブルを考えている所はさすがだなと。ドラムは今回、岡本智明に手伝ってもらったんですが、やっぱバンドマンだなーって思いました。繊細さもあって、暴れ所では縦横無尽に叩きまくる圧巻のドラミング。安心して任せられたし、おかげでサウンドの土台がしっかりした。平林はキーボディストとしてだけでなく、ほぼ全パートのレコーディングエンジニアとしてプライベートスタジオをフル活用し、膨大な情報量を人知れずコツコツまとめ上げ、今回の制作に多大な貢献をした。平林がいなかったらこのアルバムは出来てないと思う。紅一点のあやっぺは、自分とはまた持ち味の違う歌い手として、圧倒的なパワーと繊細なコーラスワークで楽曲に華を添えてくれた。コーラスってパートは存在がおもしろくて、極端に言えば無くても曲自体は成立する。でもあるか無いかで楽曲のカラーが驚くほど大きく変わってくる。楽曲を120%まで引き上げるそんな立ち位置がすごくカッチョいいパートだなーって最近改めて思います。
制作の流れとしては2011年初頭からアルバム用の楽曲を作り始め、4月辺りで徐々にアレンジ作業に取りかかり、5月頃から本格的にレコーディング開始。それなりに試行錯誤、紆余曲折もあったけど、その中で楽しみながら充実した作業が出来ました。
そしてアルバム制作にあたって最も重要だったのが、今作品のポテンシャルを最大限に引き上げてくれた強力なサポート陣の存在。このメンバーの力はとにかく大きかった。制作するにあたって様々なアイディアを頂き、クオリティの向上に惜しみなく力を注いで下さったArrange&Keyboard&Programmingの岩瀬さん、Keyboardのチャーリーさん、そしてRecording Engineerの坂根さんには心から感謝しています。この中の誰一人欠けてもアルバムは完成してなかった。本当にありがとうございました!
Swamp Delta Rockcafe' を結成してから今まで、ミニアルバムやシングルを集めたベスト盤的なアルバムはリリースしてますが、実はオリジナルフルアルバムとしては今作「Fivetone」が初めて。10年以上続くバンドで初アルバムってビックリでしょ?ビックリだよね。俺もビックリだもん。キャリアからは考えられない、素晴らしく異例なバンドだと思う。なのでこれを今回のセールストークにしてやろうと密かに思ってます。売り文句になるかどーか分かんないけど。(笑)
ちゅーわけで、
アルバムにまつわるエピソードを長々と話してしまいましたが、前置きはそろそろ終わりにしてこの辺で曲解説に入ります。
それでは宜しくどーぞ。
M1.My Life Goes On
アップテンポをやりたくて作った楽曲。結果Swamp史上最速のBPMに。
歌詞は前向きで、壁にぶつかりながらも「楽にやってこー」「適当にやっとけー」的なポジティブシンキングごり押し。因みにこの曲がリリース予定を一ヶ月ずらしてまで追加収録された楽曲で、中途半端になってたメロディーを一気に完成させ、大至急で詞を作りました。時間が無い中でメンバーも最大限協力してくれて、レコーディングも早かったー。Swampさすがやー。カッチョいいー。
M2. 20th century baby
メロディは2005年位に出来てて、それに詞を付けました。オーソドックスなポップスですが、メンバーの遊び心が散りばめられてておもしろいです。ライブ向けの曲。歌の内容は何にするか悩みに悩んだ結果「20世紀に輝く我が心のAV女優」となりました。いや、ふざけてない。モデルになった女優さんにはガチなリスペクト入ってます。出来るなら「あなたの為に書きました」って直接会って言いたいくらい。ただ一人じゃないんスよね。一途じゃないのがちょっと。。(笑)
M3.CHU CHU
この楽曲もメロディは2005年位に出来てました。それから歌詞を作ってずっとライブ先行でやってた曲ですが、この度ようやく音源化へ。コテコテのサマーチューンでドライブ向け。実はこの曲のレコーディングが終わって少し後に、某アーティストさんに同名タイトルでシングルをリリースされちゃいまして。オーマイガッ!って思いましたけどこればっかりはしょうがないですねー。このタイトルで随分長い間温めてただけに自分達の間の悪さを恨みました。ちゅーか6年間も温め過ぎ。(笑)
M4.陽が昇る空眺めて
3.11 東日本大震災。この史上最悪の惨事に人間の無力さを知り、それと同時にそこから這い上っていく人間の底知れぬパワーも感じました。被災地の復興の為に自分達がやれる事なんて本当にちっぽけだけど、この曲が少しでも誰かの背中を後押し出来たとしたら、自分達の存在意義はあると思っています。
M5.いつか
現実と理想の間でもがき続ける人間の苦悩を綴ったミディアムバラード。人生について語るにはまだまだ若いしおこがましいと思うんですが、この年齢なりの思いを背伸びする事無く等身大で表現してみました。詞も曲もアレンジも気に入ってる一曲。
M6 Surf Drive
60`sテイストのサマーチューン。この手の曲は少々雑なプレイの方がおもしろいし、逆に上手くやっちゃったら雰囲気が出ない。ちゅーわけでこの曲のドラム、ナント自分がやっちょります!デス!押忍!コーラスワークはあやっぺと自分の声の質感がいい感じで混ざっててベリーグー。しかしアルバムリリースの延期が9月末に決まった時は思わず頭抱えたなー。サマーチューンだけど冬のドライブでも全然いけます!って事にしといて。(笑)
M7 Power supply(album ver.)
2009年11月にシングルリリースした楽曲で今回はアルバムバージョンとして再録音。当時TV朝日系列「ワールドプロレスリング」エンディングテーマとして流して頂いて大変光栄でした。子供の頃からのプロレスファンとしては嬉しい限り。サウンドはアルバムの方が骨太になってると思います。歌の内容は「My Life Goes On」とは少しタイプの異なるポジティブソング。「♪田舎の同級生もう社長で〜♪」と言う下りは随分前に地元に帰った時の同級生との飲み会での話をそのまま歌詞に。マイホーム建てただの、上の子供が今年小学校に入学するだの、当時の自分との生活レベルの差に驚いた。「嫁がうるさいからそろそろ帰るわー」って言われた時は思わずビール吹き出しました。ノックアウト。あちゃー。
M8 I'm really down
重量感のあるロックサウンドはアルバムで最もヘビー。メンバー全員のプレイがやさぐれた感じでカッチョいい。トータルサウンドはとてもいいです。歌詞もお先真っ暗でどうしようもない、どん詰まり感が出てていいと思う。今作の歌の質感はどれも基本ドライ目で仕上げて頂いたんですが、この曲が一番ドライな仕上がり。TDでエンジニアの坂根さんに曲の雰囲気を「レッチリとレニークラヴィッツを足した感じで」ってオーダーしたら、それに+αな感じでハイパーに仕上げてくれました。坂根さん最高やー。結婚してー。
M9 SNIPER
この手の楽曲の世界観って幼い頃から自分の脳内の音楽組織に本能として完全に組み込まれてる。もっと言えば自分だけじゃなく人間の本能として持ってるものなので詞に関しては今更説明する必要は無いです。一つだけ解説すると、この歌の主役はプレイボーイ(男)なんだけど詞の解釈の仕方によってはプレイガール(女)が主役にもなり得る。そんな風に聴き手の色んな解釈で楽しんでもらえたら嬉しいです。映像で言うところの「濡れ場」は自分達の音楽には必須分野。アルバムにこういう曲が入ると作品全体がより色っぽく魅力的になります。そういう意味では映像などの視覚的なエロは脳内にダイレクトで入ってくるけど、聴覚で反応するエロは想像力を掻き立てるから無限大のエロ。んー素晴らしきクリエイティブワールド。VIVA エロミュージック!!
M10 ありがとうの詩
着飾ったり背伸びしたりしてると、いずれどこかで疲れてくる。無理も強がりも成長する一つの要素としては必要だけど、時にはありのままの自分、等身大の自分を受け入れる事も大切。それが出来た時にホッと一息ついてまた頑張れるのかなーって。ひょっとしたら今の自分がそのタイミングなのかもしれないです。あの頃じゃ伝えられなかった気持ちを、歌を通してだけど今では素直に届けられる。出会い、別れを繰り返し、色んな事を経験して「今の自分」があるわけで。そういう事を考えてるとスラスラと歌詞が出てきました。恋人、両親、兄弟、親友など、アルバムラストは愛する人全てに捧げた曲です。感謝。















